ファン垂涎の“宝物”本「スター・ウォーズ・ヴォールト」発売!

購入を後押しする記事

ファン垂涎の“宝物”本「スター・ウォーズ・ヴォールト」発売!

SF映画史にその名を轟かす「スター・ウォーズ」6部作の第1作誕生から30周年を迎える今年、それを記念して“スター・ウォーズ”ファンの夢を叶える“トレジャーブック”が10月31日に発売された。その名も「スター・ウォーズ・ヴォールト」(スティーブン・J・サンスイート&ピーター・ビルマー共著、講談社刊、12600円)。“ヴォールト”とは秘蔵庫という意味で、ルーカスフィルムの秘蔵品とも言うべきお宝を完全複製したガジェット本だ。

気になる中身は、「スター・ウォーズ」のTシャツ用アイロンプリント(77年)、ルーカス自身の手書きによる「帝国の逆襲」の最初のストーリー概要(77年)、作曲家ジョン・ウィリアムズ本人が指揮したロンドン交響楽団の特別コンサートプログラム(78 年)、スカイウォーカー・ランチで今なお年1回開かれている公式ピクニックへの招待状(84年)など、これまで陽の目を見なかった6部作関連のお宝グッズのレプリカが満載。さらに特別付録として、映画公開当時のラジオCM、ルーカスをはじめとする主要キャストのインタビュー、81年のラジオドラマなどを収録した2枚組CDも付く。

なお、本書の翻訳者であり、“スター・ウォーズ博士”の異名をとる武田英明氏によると、「誰も注目していなかった第1作のプロモーション初期の奮闘ぶりが貴重な写真とともに再現されていること、第3作のタイトルで“リベンジ”と“リターン”が交錯した際のルーカスフィルム社内の大混乱が明らかになっていること」が注目点だという。「30年で幅広く展開された“スター・ウォーズ”の歴史を、バランスよくジャンル毎に割り振っているのも、“スター・ウォーズ”を知り尽くした著者のサンスイートならでは。記事とお宝レプリカの役割分担も絶妙」と、本の仕上がりにも満足気だ。

大判のとても重い本だが、「スター・ウォーズ」6部作がたどった30年の歴史を追体験できる格好の資料本となっている。