動画編集ソフトの話
いつも使っている動画編集ソフトはcorelの「VideoStudio 12」。今は12PLUSになっているが、これと後述するTmpegシリーズで、カペルの冒険の動画のほとんどを作成した。
MPEGの簡単な切り出しやエンコードはペガシスの「TMPGEnc MPEG Editor 3」と「TMPGEnc 4.0 XPress FLV4 」最近はBlu-ray用に「TMPGEnc Authoring Works 4」も使っている。Tmpegシリーズはフリーの時代から愛用していて、痒いところに手が届く仕様に満足している。商品になってからのTmpeg3とTmpeg4は、当初はバグもあったが地道にアップデートを重ねて、この年明け早々もVerUPがあった。単純な不要部分カットならこれで済んでしまうし、操作感も速度も速い。
そのスピードに慣れていると、多彩な動画編集ソフトは速度の面でいつもいらいらさせられる。「VideoStudio 12」はまだ頑張っている方だと思うが、先日購入した「PowerDirector 8 Ultra」は大失敗だった。基本的に家庭向けに作られているソフトに高度な事を求めるのも無茶な話ではあるが、駒単位の微調整がやっかい、ビュー表示が遅くてイライラする、画面のグリッドガイドが無いので、2画面合成時に位置合わせが難しい。と、厳密な編集には全く向かなかった。おまけに出力処理中に良く落ちる。合成カットとか、フォントで細かい処理をすると、その直前までムービーを吐き出して落ちる。職務怠慢だよ。
元々、タイトルデザインやトランジットのエフェクトが、web経由で他人の作品を共有出来ると言うのも売りだったから、そこは使わせて頂くが、結局細かい編集は「VideoStudio 12」に戻ってしまった。
こちらはこちらで、音声トラックが2トラックしか使えないので、音素材を乗せていくのが結構やっかいなんだけどね。
元々どちらも1万〜2万のソフトで、バージョンアップや乗り換え優待だと1万切る値段なんだから、高望みしすぎと言えばそうなのだが。
定番の「ADOBE PREMIERE」はどうなのか? と言う声もありましょう。
実は、カペルの冒険のエンディングテロップにちょっとだけ使っている。しかしバージョンの古い「PREMIERE 6」。これでエンディングテロップをフィルム形式で出力して、エンディングの過去映像を消していたのだった。この作業は他のソフトでは出来ないし、画像データにして読み込むのはPHOTSHOP(これも旧バージョンの7だけど)。拡大ツールで覗きながらしこしこ消していった。
そう。昔はPREMIEREも使っていたんだよね。でもその頃はまだMotionJpegやDVテープが主流で、ソフトの規格もそのあたりのフォーマット準拠だった。MPEGの対応はむしろフリーソフトの方が早かったし、MPEG4は今でもそうだ。OSの制限で大型データが作れないorいくつにもファイルがまたがる仕様のMJPEGやDVは、素人映像屋には使い勝手が悪かった。その為、自然と市販ソフトから離れていったのだった。
その名残りが、アドビの旧ソフトだ。
今となってはPREMIEREでMPEG2も扱えるし「6」からのverUPなら財布にも優しいし、これ以上にやりたい事が出来たら買ってしまうのも手かもしれないが。VideoStudioの不満は音声トラックの少なさだけなんだよなー。
個人的には「ADOBE AFTER EFFECTS」が安くなって欲しいんだが、対抗商品が無い以上無理だろうなー。
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