僕のフェイバリットムービー プライベート・ライアン

プライベート・ライアン スペシャル・コレクターズ・エディション [Blu-ray]

劇場で観て、LD買って、小説買って原語版買って、DVD買って、ってくらい大好きな映画が、ついにBlu-rayとして届いた。冒頭の戦闘シーンばかりが取り上げられるが僕はむしろその後の話の方が好きなのだった。意味の無い新兵を助け、果たして何になるのか。否。そうでは無く、助けられただけの価値のある人間になるのだと、死ぬ間際のトムハンクスは語っているのである。これはアメリカの話であるが、日本人に置き換えても同じ事。我々は価値のある生き方をしなければならない。これを見る度にそう思い、そして忘れ、また想い出すのであった。

"Earn this."最後にトムハンクスがつぶやく台詞。この単語を確かめたくて原語小説を買ったのだが、意味的には「報いたまえ」と言う事だが、その後の老人になったマットデイモンが「その価値があったでしょうか？」と自らの人生を問う。この一連の流れが泣ける。僕もいつか、価値のある人生と、思い返す事が出来るだろうか。

Blu-ray版は、謎の多言語仕様で（最近多いなこの仕様）タイ語とか選べたりする。正直うっとうしいんだな。これ。
画質は良好。この映画用に処理した”銀残し”も繊細に再現されている。