有料ペイントツールのハック版で炎上

先日、ニコニコ生放送にて、東方絵師が有料ペイントツールSAIのクラック版を使用している所を放送して、周辺炎上、と言うニュースを見た。
SAIとは、2004年から開発が始まり長く無料ツールであったPC用ペイントソフトだが、2008年末に商用版としてデビュー。約5000円と言う手頃な価格と、軽快な動きと使いやすさ、浸透度からCGツールの定番に位置していた。
今回の騒ぎで驚いたのは、これのクラック版があり、調べてみたら簡単に入手可能だった事だ。それが原因かどうか08年に有料化して、それまで頻繁に行われていたバージョンアップが全くされなくなった。また、それのせいかわからないが、合成モードで”発光モード”に変更された名称を旧称の”加算モード”と呼んでいる人が多いのも、そうなのかも? お絵かき講座で”加算モード”と書かれていると「ひょっとしてクラック版?」と疑うようになってしまった。

約5000円、払ったことには全然問題ないけれど、今回のような事が広く浸透しているとすれば、優秀なツールが開発継続する事無く、消えていってしまう。それは悲しい事だなあ。
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5分以降