FINAL FANTASY XI

と言うわけで、LotRoの旅が中断して、「オブリビオン」が届くまでする事が無くなったので、かつて存在していたヴァナディールの魂を復活させる事にした。

FINAL FANTASY XI」はPC版が発売した直後に始めて、時々課金を停止したりしつつ、去年末で課金を止めた。それまでは、課金を停止してもだいたい3ヶ月に一回再課金→停止を繰り返し、キャラ削除を逃れて来たのだが今回は随分ほったらかしにしたままだった。


FINAL FANTASY XI」はPS2によるβテストが2001年12月。PS2版発売が2002年5月。PC版発売が2002年11月。2003年4月拡張ディスク「ジラートの幻影」発売。2004年9月拡張ディスク「プロマシアの呪縛」発売。2006年4月拡張ディスク「アトルガンの秘宝」発売。熱くプレイしていたのは、最初の2年くらいで、その後は課金停止したり休息期間をいれつつ、新ディスクが出る度に復活する感じだったが、昨年の「アトルガン」では9月過ぎくらいにやっとインストール、しかもほとんどプレイせずに放置→課金停止という飽き具合。まあこの辺になると、高レベル者用対応がメインで、私のようなさぼり気味のプレイヤーにはほとんど恩恵が無かったのもあるんだが。だいたい、PC版発売からプレイしてて未だカンストレベル75に達していない駄目プレイヤーなので、FFXI世界ではかなりつらい。一時期はインフレもすごかったし、RMTの温床にもなってゲーム内もギスギスしていた。復帰する度、フレンドが愚痴ってた印象しかない。



しかし、FFXIの世界、ヴァナディールの風景はかなり好きだった。海外のゲームのグラフィックも凄いのは凄いが、FFXIのそれは日本的な四季の味わいと言うか、空気感がある。朝地平線が白んで来る所から、夕方太陽の周りが赤く染まる所まで、色温度の変化がきっちり地球の自然現象に合わせてきている。また、天候も細かく変化し、雨の後に虹が出たり、砂丘に竜巻が舞っていたり、エリアを越えるごとに驚きがあった。ゲーム内のレベル上げにはあまり興味が無い私も、多少自由に行き来が出来るようになってあちこち観光して回り、その景観やその土地土地の歴史に心震わせていたのだった。



あの大地に戻ってみようと思わせたファクターはいくつかあって
一つは冬に発売予定の新しい拡張ディスク「アルタナの神兵」の存在。これまで何度も、もうこれでPS2ベースのFFXIは終わって、次世代機の新しいMMOに移行するだろうと思われて、何度も何度も次が出てくる状況も、さすがにXBOX360やら、PS3やらが出てきたら移行するだろうと勝手に思ってまた裏切られ。いや、もういい加減PS2じゃなくて次のグラフィックに移行しようよ、E3でも2年前に技術デモは見せてるじゃないの、と思ってるんだが市場的にはまだまだ確定じゃ無いんだろう。また今度も、これが最後と思いつつ拡張インストールするんだろうなあ。



一つは最近RMT排除の動きが活発になってきたこと。

ここなんか読んでいても、昔とはだいぶ対応が変わってきた。今まではいわゆる”RMT業者”があからさま過ぎるくらい存在した。不正プログラムを駆使した寝釣り(人が操作しなくても魚釣り行為を自動で行い競売などで売りさばく)とか、NMと呼ばれるレアモンスターを24時間張り込みとか、そうやって集めたゲーム内のお金をリアルなお金とトレードする。そのせいでゲーム内の物価は高騰し、必須アイテムですら買えない状況が続く。ずっとそれが繰り返されてきたのがここでやっと改善されると言うのだ。
あと一つは、ディスプレーやグラボを買い換えて、昔より高解像度の状態でプレイできる環境が整った。この状態でプレイしたらどうなるか、と言う期待感。




諸々ない交ぜになりつつ、ちょいとばかし課金をしてみたのだった。





復活の舞