ゲームの第二次性徴

ここ数日、「街へいこうよどうぶつの森」に関して記述したせいか、ハテナのおとなりリンクで流れてくる人が何人かいた。元々の話題はむしろ「任天堂は輝きを失っているのか」 に代表されるような任天堂に否定的な意見と、それに対してどうなのよ? と言う意見のようだった。激しい論戦の後にリンク辿ってほのぼのと「どぶ森」をエンジョイしている文書にであってがっかりする向きもあるだろう。しかし上のリンクにあるような危機がアナリストに理解されているのかどうかについては僕は懐疑的だ。
記事にある『同氏は先に、「Wii Music」や「Animal Crossing(どうぶつの森)」などの最近のソフトは、日本のWii市場に活気を呼び戻すことができず、期待に添わなかったと語った。』がどれなのか、必死で探したのだがGDC関係では見つからなかった。
発言の意図はわかるものの、別の時期の発言を組み合わせて意図をねじ曲げるならアナリストは何でもアリになってしまう。実際記事は、日本市場でWiiPS3に後塵を拝したと言う話からGDCまで話を広げて突然、"東京の主婦カネダサチヨさん"のレベルまで落ちてしまう。現在12歳の息子が3年前にはWiiで遊んだのが今はPSPが欲しいと言っている、と。


そりゃそうだろうよw


小さい頃にアンパンマンプリキュアの映画が見たいと言っていた子供が、大人になってもプリキュアのグッズを買っていたら、そっちを心配した方が良い。


壮大な日本の経済を語り、GDCでゲームの未来を語ったかと思うと結論が息子の第二次性徴に戸惑うお母さんという落ちで良いんだったら、誰でも経済アナリストになれます断言。

  • ちなみにGDCでのまとめはこちらが便利
  • 同じITmediaでもこちらはまた違う記事
  • 『試みは思惑どおりの結果を生みませんでした』の発言元は09年1月30日の株主総会 元々の期待値に対して、そこに届かなかったという意味で、上記のアナリストが言う売り上げの話と同等に語るのはどうかと。WiiMuだけで40万売ってるんだし。