野望と現実の狭間で

先日破綻した「A列車で行こうDS」、三面の青葉経済開発区。悔しいので現実的な戦略で攻め、4年3月31日の決算でクリア。
まずこの三面から、俄然やれる事が増えてくる。高架の鉄道や道路の設営、株取引や銀行融資、子会社展開、レポート画面も賃借対照表や損益計算書など本格的専門的になってくる。言われた通りに試していたらあっという間に破綻する。
また、罠として、でかい河川を挟んで対岸に未開発の村と、その向こうに更に島が2つ。ここはどう頑張っても活性化しない。村にバスの環状道路を引き、島に橋を架け、色々やってみたけれど全く無駄。
あと、この面は鉱脈が二カ所眠っていて、ここを採掘することで資源を掘り出す事が出来る。だが、これをどこかに売却するとかしないと、利益にはならない。最初のプレイではこれを近くの資源置き場を作って、トラックで行き来させる事で利益を得ていたが、あっと言う間に置き場が満杯になるので、これをどんどん拡張していった。これがまず間違いだった。これを別の街に運んで開発資源にしようとするのも、考えとしては浅かった。なにしろ、2年3年で駅前は活性化しないし、鉄道の利益もそれ程上がらない。初回はずっと、トラックでの運輸益、バスの運用益、子会社の利益がプラスで、鉄道は億単位で赤字だった。しかも子会社の投資が過ぎて倒産に転落という、自滅パターン。
クリアした時の戦略は、採掘場から近場の港まで線路を引き、貨物列車で資源置き場まで運びそこで運用益を得る。この段階で貨物鉄道の黒字が出る。で、港から船で資源を隣接街まで売りに行って売却益を得る。これで基本的な黒字安定を基盤としながら、街の開発にかかる。地下資源は限りがあるので掘り尽くすと採掘場は自動消滅するが、そうなる前に港の周りに工場を隣接させ、資源が枯渇しても資源の売却益は確保する。
この面でのクリア条件は

  • 純資産1000億円
  • 2年連続黒字
  • 子会社数10社

と言う物だが、野望や理想を追わなければ子会社条件はすぐに達成。黒字も何よりも優先させたからじきに達成。1年目は厳しかったが3年で全ての条件を達成出来た。
でも、タイトルにもあるように、それが嬉しいのかどうなのかは微妙だな。前にも書いたけど、現実を優先させすぎると夢が遠のく。それが株式上場している経営者の正しい姿だと言われればそうなんだが、なんだかなあ。
もっとおもしろ企業を目指したいなあ。

  • 追記:株式上場と書いたが、上場する前に終わっていたわ。あと、blogの書き込みとか見ると「純資産1000億円」は銀行から融資を受けるだけ受けると楽勝と書いてあった。その発想は無かったわ。基本的に金は借りない主義だから。

廃人化したい人にお薦めの危険なゲームA列車で行こうDS

* ほんの8年遊ぶくらいなら大丈夫だろうと思っていたら20年遊んでいた

* 開始から1分で秘書に萌えて鼻血を流して倒れていた

* 視界がぐにゃりとしたので時計を見ると数時間経っていた

* プレイのしすぎで休んだ。というか休暇を取ってからプレイする

* 購入者の評判を聞いて、予約者も「未経験者も」全員購入した

* シナリオ開始から目標達成までの10時間の間に時間泥棒に襲われた

* 購入者の1/3がシリーズ初体験。しかもチュートリアルの充実から「初心者ほど危ない」

* 「そんな危険なわけがない」といってプレイを始めた人が、5時間後豆腐まみれで戻ってきた

* 「家から出なければ買ってしまうわけがない」と言っていたゲーマーが5分後アマゾンでクリックしていた

* 購入者がハマる確率は150%。一本買って4つめのセーブのためにもう一本買う確率が50%の意味

* A列車DS購入者の睡眠時間は1日平均120分、うち約20分がプレイ中

* スーパーに出かけたら知らない間に豆腐を綺麗に並べていた

* 実際にある車両を走らせようと鉄道図鑑を購入、鉄道図鑑に集中し、ゲームはしばらく放置していた

* インターネットで鉄道の色分けを調べ、色塗りした後、壮大な資金が支払われ、赤字になってしまった

* 実在する路線を再現すべく、図表の書いた本を購入、すぐさま暗記しようとしてゲームを放置していた

いや。確かに初心者ほど危ないゲームです。