あの美しかった想い出を・・・

何度か書いているけれど、世間でろくな言われ方をしない和製MMOの代表格「ファイナルファンタジーXI」は今でも好きだ。(運営以外なら、そもそもここのタイトルにもなっているスターウォーズギャラクシーズ《以下SWG》も好きだけど)
ディスクは「アルタナの神兵」まではインストールした。新たなジョブの”踊り子”も試したかったし(SWGでもトゥワイレックのダンサーだったし)過去のヴァナディールにも行ってみたかった。確かヤングガンガンで創刊号から数話で好評打ち切りのFF漫画にもあったと思うけど。でも実際の所、初期から一緒だった面々とはレベル差が付きすぎて一緒に冒険出来なかったし、アルタナの前に出たディスクですら、一人でいける所しかいってなかった。それはそれでスリルあったけど。白魔導士が一番レベル上で、62くらいあったかな。そのレベルでも数撃受ければ死亡というエリアを、チョコボに乗りながら散策した。そもそもメインのクエストを最後まで終わってないので、空と呼ばれるエリアにも行ってなかった。でも新しいディスクが出る度に、新しいエリアをそうやって血だらけになりながら冒険するのは割と好きだった。シェルと呼ばれるギルドチャットでだらだら話しながら、でも実際にレベル上げをするのは外国人と一緒が多かった。だいたい、LV30越えた当たりから、日本人と組む事は少なくなっていったかな。何しろ、レベル上げる人はガリガリプレイするから土日のみ参加など言語道断。2chのスレでクエスト情報を事前に知っておくのは常識。敵の属性に合わせて装備を入れ替えるのは当然。そんな自由度の無い縛りが、いつの間にか多くなっていって、ふとレベル上げを止めてしまった。
そもそも白魔導士を上げようと思ったのは、そんな事の為じゃ無かったハズだ。
初期は赤魔道士でプレイしていた。赤が他のFF程良いジョブじゃ無いとしって戦士に乗り換えた。レベル10を越えたあたりでだいたい、砂漠でパーティーを組み、全滅するのがこのゲームの醍醐味だった。手慣れたプレイヤーが、近辺のメンバーをサーチして、蘇生魔法が使えるジョブを探しメッセージを送る。しばらくして、チョコボに乗った、見た事もない装備の美しい白魔導士が砂地に倒れている僕たちの前に跪き、蘇生呪文を唱え始めた。この時、蘇生魔法のレイズ自体は言葉を発しないのだが、わざわざ長々とした呪文をマクロに登録して長い時間のかかる呪文発動を紛らわしてくれた。このかっこよさときたら。
そう、僕はあの時の白魔導士にあこがれて、白魔導士になったんだ。だから一端レベル上げを止めて、レイズナー(蘇生魔法屋さん)やテレポ屋さん(指定位置にパーティーごとワープさせる仕事)を始めていた。
テレポ屋はライバル店も多く、そんな時は一人でラテーヌへ飛んで、時々出てくるレアモンスターの大羊を狩り毛皮を売って生計を立てていた。
皮が余ってもったいないから、毛皮職人も始めた。
2006年に出た拡張ディスク「アトルガンの秘宝」までは、まだ頑張れた気がする。それまではPC版とPS2版で買って、どちらでもプレイ出来るように揃えていた。でもそろそろさすがに次世代機だろうとも思っていた。丁度、田中PDもE3で次世代MMOについては言及していたし。そしてまさか出るとは思っていなかった2007年末の「アルタナの神兵」。確かにPS3の普及が遅れているから、ここで次世代MMOを発表するタイミングでも無いかもしれない。(ちなみに現状売られているPS3じゃFFXIプレイ出来ないのです)でもとりあえずインストールはして、いくつかのクエストを回って、・・・ああ、もうこれ以上は無理だ。と思って月課金を止めた。キャラクターは消していないし、アクティブだったメンバーにも別れは言っていない。またいつでも戻れるつもりで早1年半・・・
さすがに製品版のリリースは止まったらしく、「ヴァナ・ディール最終頌」と呼ばれる追加シナリオがオンライン販売されただけに留まった2009年。FF13PS3に弾みを付けて次のMMOに向かうつもりなのか、果たして・・・

そんな想い出を喚起させるCDが届きました。

Sanctuary/THE STAR ONIONS

Sanctuary/THE STAR ONIONS

"Sanctuary"・・・聖域・・・
スターオニオンズの編曲は、壮大なFFXIのBGMとはまた違って、想い出に浸る編曲なのです。だから今日は僕はこのCDを聞きながら、あの壮大な孤独な血だらけの無茶すぎる冒険の数々を思い出しつつ眠りに付くとしよう・・・



追記:「FF13PS3に弾みを付けて次のMMOに向かうつもりなのか、果たして・・・」とか書いてたら週販台数が出て。PS3週販約9000台・・・



FF13 有料体験版
 ↓
62.527
 ↓
(1ヵ月後)
 ↓
約9000台



大丈夫?