END OF ETERNITY


ハマリにハマった「インフィニットアンディスカバリー」のトライエースが送る、珍妙でアグレッシブなRPGエンドオブエタニティ」。発売から随分放置していたが、(blogの日付と実際の日付はだいぶ差がある)HD取り込みもだいぶ安定してきたので、プレイしながら録画をしてみた。
実は序盤、何カ所か画像が乱れたり音が途切れたりで、最初からやり直したりしているが、それもたいして苦にならない。


正直、体験版は微妙だった。新機軸を取り入れる場合、それをお客がすんなり理解出来なければ離れていくだけだと思ったが、体験版はそこがいまいち。キャラもよく理解出来ないうりに戦場に投げ出されスパルタ教育とは、なかなか厳しい。体験版ではほとんどシステムが理解出来ずに終わってしまった。
まあしかし、そこは信頼と安心とバグのトライエース。気にせずamazonでポチッと押しておく。
で、しばらく放置だったし、情報も仕入れていないしで、まったくまっさらの状態でプレイ。どのくらい情報を仕入れていないかと言うと、停電イベントまで進めたのに未だに主人公の名前を知らないくらい情報弱者。ゼファーはゲーム中で名前呼ばれるし、リーンベルは知ってたけど、おっさんの名前がわからない。まあでも不都合はそんなに無いし。

とりあえず、目の前で起こっている事がほとんどわからないままにストーリーは進行する。グラフィックは多少くせがあって、好みは分かれるかも知れないが、プレイしていくごとに印象は良くなっていく。

複雑な設定を置く場合、キャラクターや筋書きは出来るだけ単純にわかりやすくするのが、物語に引き込ませるテクニックだが、状況がまったく掴めない中で、キャラクターの面白さがゲームを引っ張っていく。そこは安心と信頼の以下略。

舞台は不思議な、歯車に囲まれた、例えるなら機械式時計を分解した時の分解図の様な階層に別れた土地。そこに様々な住人が暮らしている。とても不思議な設定なのに住人の台詞を丹念に重ねる事で徐々に世界が見えてくる構成。謎とお笑いとチュートリアルが絶妙なブレンド具合で絡み合って、ゲームは進行していく。

序盤は、録画の状態を確認しながら、行きつ戻りつしたものの、後はキャプチャーも安定したので、ずっとゲームに没頭し、気がつけば5時間ほど経過していた。そのくらい、止め時が難しい、面白い。舞台はワールドマップと街のマップの切り替えになるのだが、ワールドマップは六角形のマス目で埋められており、敵を倒したりして、マス目を消すパーツを手に入れ、徐々に世界を広げていく。マス目は時々色違いがあったり、うまくパーツがはまらなかったりで、なかなか一筋縄ではいかない構成。この辺もまた、穴があったら埋めたい人間の習性(そうか?)を突いた痛痒い仕様。見事である。

世界が不思議なだけであって、チュートリアルや物語の進行は実に親切設計。闘技場ではチュートリアルも充実。クエストは次ここ行けと教えてくれる。行けば何かが起こり、敵が強すぎれば戻って地道に素材集め、合成、マス目埋め、と行って戻って細かい作業の繰り返し。しかしこれが苦にならない。見事。
ロードやセーブも苦にならないスピードで、セーブ領域も潤沢にあるので、色々と試してみる事も出来そうだ。

元々、「ストラングルホールド」や「WET」の様な銃撃アクションは好きな私であるゆえ、そことの比較も気になるところだったが、幾分エネミーのモーションには不満があるけれど、自キャラのアクションはまずまず面白い。操作に慣れてくればだいぶ良い感じにアクションする。まあ、馬鹿ゲーチックではあるけれど。正面から銃撃戦やって生き残るのって、かっこよさと馬鹿っぽさのタイトロープで、ギリギリ落ちるか落ちないかの緊張感がたまらないのだが、今の所まだ大丈夫。この後どうなるかわからないけど。と言うか、「ストラングルホールド」はアクションゲームで、序盤である程度想像が付くけど、RPGだとこの後武器とかどこまでインフレするのかわからないしね。

まあとりあえず、停電イベントで大いに笑い、敵にフルボッコされて、これからって言う時点での評価は○。トライエース頑張った。

End of Eternity (エンド オブ エタニティ) - Xbox360

End of Eternity (エンド オブ エタニティ) - Xbox360

エンド・オブ・エタニティ オリジナルサウンドトラック

エンド・オブ・エタニティ オリジナルサウンドトラック