再燃 A列車で行こうDS

ADSの上手いところは、飴と鞭の使い方が絶妙な所だ。序盤はチュートリアルも含め、割とハードルを甘めに設定しておいて、徐々にそれを上げてくる。気がつけば序盤の運営が上手く軌道に乗るまでの焦燥感が半端ねえ。経営が破綻しそうだとリアルに「会社やばいんだよ!」と周囲に当たり散らすほど、気分は経営者。法人税の高さにいらつき「おめえら弱いとこからばっかり取ってねえで、もっと悪どい事してる奴から取れよ!」と「マルサの女」バリの罵詈雑言。NHKで絶賛放映中の「土曜ドラマ チェイス国税査察官」を観ながら「やっぱ海外に資金を流して脱税するしかないか…」と一人愚痴てしまうほど、経営者のプレッシャーは激しい。
しかしそれも、一度経営が軌道に乗ってしまえば、2000億くらいの法人税にピクリともせず「ここを更地にして、巨大マンション街を作るぞ!」と気分はハイに!
この飴と鞭の絶妙なバランス、そして飴が降ってきた時の高揚感。つくづく神バランスよのお、と思ってしまう。