「スター・ウォーズ」シリーズ一挙13時間上映会、ジョージ・ルーカスに差し止められる

 ニューヨークで「スター・ウォーズ」シリーズを一挙上映する“スター・ウォーズ・ムービー・マラソン”が企画されたものの、ジョージ・ルーカス側からの差し止めに遭っていたことがわかった。
 7月10日、ブルックリンのバーでSF映画愛好者たちが集まり、13時間かけて「スター・ウォーズ」全作品を一挙上映しようというイベントが企画されていた。参加予定人数はおよそ200人。しかし、イベント開催の2日前になって、ルーカスの弁護士からイベントの代表マイク・デヴィート氏宛てに手紙が届いた。

 手紙の内容は、公共の場における上映会は著作権の違反にあたるというもの。手紙を受け取ったデヴィート氏はイベントの開催を断念したが、ニューヨーク・ポスト紙に「私は『スター・ウォーズ』を150回は見ているけれど、続けて一気に見たことはない。同じような考えを持つ人(ファン)が集まるのは最高だと思ったんだ…」と胸の内を語っている。また、開催直前になっての通告だったため、中止以外の道がなかったのも残念だったという。

 「金儲けのためのイベントではなかった」というのがデヴィート氏の主張だが、ファンだからといって好きなように上映会を開ける訳ではない。映画の上映会には正式な手続きを要するので、事前確認を怠らないよう注意したいものだ。

正式にやってもらった日本のファンは幸せだ