時間泥棒いい加減にしろDS

チュートリアルも青葉湾岸工場区に進み細かい作業がだいぶ増えてきた「A列車で行こうDS」。最初にじっくり画面を眺めて下さいと言われたので、時間が停止した状態で全体を見て構想を練る。埋め立て地に作られた青葉湾岸工場区。工業地帯の発展と共に急成長するも交通整備の立ち後れから成長のかげりも見え始め、自治体の出資を受けこの地区を整備すると言うビジネスチャンス。海岸に建ち並ぶコンビナート群と手抜きの様に作られた旅客鉄道網。いや、網って程じゃ無い。工場地帯から何かのついでに作られた様な複線と駅。それとだいぶ離れた都市中央に孤立した、2駅を結ぶ単線。何故かここに線路を引いて下さいと言わんばかりの更地が広がる。チュートリアルとしては「馬鹿にすんな!」ってくらいわかりやすいこの程度が丁度良い。何故か山の方に消えていく線路が一本。これは後に色っぽい秘書から説明されるが、隣接する街に資材を売ったり買ったり出来ると言うのだ。

季節の始まりは4月で春。所々に桜の木々が満開でピンク色に染まっている。DSの小さいドットながら、雨、雪も降れば、秋になれば紅葉で山も色づく。この細かさがまた泣かせる。


チュートリアルも2面に入り、やるべき事が増えてくるが、資材管理と道路の整備、バス・トラックの運行である。目的も1面目の売り上げとは違って(勿論赤字になっては困るが)目標人口の達成と来た。と言うか、2面目は鉄道網の充実はそこそこに、バスとトラックで離れた過疎地を開拓していかなければならない。よく見ると、あちこちに「ここに道路を引いて下さい」と賢い人には見える線が描かれている。わざとらしく孤立集落もあったり。お前ら普段どうやって生活してるんだよ。
MAPのヘックスをクリックすると上画面に土地の詳細が出てくるが「ビニールハウス」とか「ペンション」とか「レジャー牧場」とか出てくる。いやいくら農地でも少しは整備してやれよ自治体。まあ全体的にこうした過疎地(今だったら日本全国にありそうな)開発失敗した地区を俺のこの手とDSで救うのだ。お上からふんだくった約460億円の資金を使って(おそらく隣町から人を呼び集め)人口を増やすのだ。いや少子化問題は鉄道だけではどうにもならないからね。


今回のキモは、人口密集地帯から人をかっさらってバスを使って過疎地までどう誘導するか。真ん中の都市部は放っておいても開発が進んでいくが(そうは言っても小さい土地だから駅自体の人の動きは少ない)過疎地は道路を引いて資材を運んでそれなりに活発化させないと何も動きが出ない。バスの運行を変えてみたり、停留所の位置を動かしてみたり、結構手がかかるが、そこがまた楽しい。バスを運行させながら道路を新しく引いたりすると、勝手に運行ルートが変わってしまったりするので、目が離せない。


海岸から街に運んだ資材も、人の動きが少ないと溜まっていく一方なので、隣町に売りまくって資金の足しにする。あまりに資材の消費が少ないので、途中でトラック運搬も辞めてしまったくらいだ。問題は過疎地に人を呼び込む方法。そうこう言っている間に、資材を隣町に売っている海岸地区の一角だけやたら盛況になってきた。道路を引いて停留所を作るとバスの運行が間に合わないくらい満員になる。最初は海岸地区から隣町に近い方面の集落にバスを往復させていたが、これは途中停留所を作らないで、全方位に拉致すれば人の往来も増えるのでは? と思い、工場地帯の停留所で拉致した乗客を途中で降ろすことなく、北や東の過疎地帯に運ぶバスをひっきりなしに運行させてみた。意外とバスの速度が遅いので1日に何往復も出来ず、お前は深夜バスか! と思う時間帯でも51人バス満員状態で終点の停留所まで拉致し続ける。
現在その状態で進行中。あの満員の乗客は夜中にあんな山奥に降ろされて、どこへ行くのだろう・・・

A列車で行こうDS

A列車で行こうDS