THE MENTALIST / メンタリストの捜査ファイル

もうレンタルは始まっているのだろうか？
CSで放映中のアメリカ連続TVドラマ「THE MENTALIST / メンタリストの捜査ファイル」。
アメリカでの放映はちょうど二年前。宣伝のキャッチにある全米視聴率NO1と言うのは週間新作ドラマ視聴率で、数度一位を記録している。（9話あたりだったかな？）

事件はカリフォルニア州捜査局CBIに勤務するテレサリズボーンチームと、元偽霊媒師のパトリックジェーンが数々の難事件を解決していくと言うサスペンスドラマ。

主役は、サイモンベイカー演ずるパトリックジェーンで、彼は組織には属しておらずCBIのコンサルタントとして活躍する。警察で解決できない心理戦を、言葉と観察力で巧みに解決していく様は痛快であり、ジェーンのちょっと間の抜けた感じが殺伐とした事件にちょっとした安堵感を与える。現代ではリアルに描くのが難しい、警察と探偵の二人三脚の様なドラマになっている。

ジェーンの「元偽霊媒師」と言うのが本作のキーで、人の心理を読み解き、誘導する技であたかも霊を呼び出しているようなTVショウに出演していたと言う過去を持つ。この番組の中で、当時話題になっていた連続殺人事件の犯人を揶揄し、それが原因で家族を殺されてしまう。この犯人はレッドジョンと呼ばれ、いつもは冷静なパトリックジェーンもこの名前を出すと家族の復讐に燃えてしまう。
このレッドジョンから引用されているからか、サブタイトルには必ず"RED"が付く。（日本語副題では赤とか真紅とか使い分けられているが）
＊途中でネタが尽きたか、REDにこだわらなくなってしまったｗ

基本的には殺人事件を捜査する特殊チームのドラマだが、どちらかと言うと心理戦が主で、観ている側も犯人を間違えるようなミスリードがドラマのあちこちに仕組まれていて、油断できない。そしていつの間にかパトリックジェーンのトリコになっているに違いない。

ちなみに、ジェーンの吹き替えは 郷田ほづみ『装甲騎兵ボトムズ』キリコ・キュービィーであり、なかなか雰囲気もバッチシなのでこちらも堪能されたし。

序盤の3話を収録したお安いお試し版もあるが、パイロット版の1話以外はまだ不慣れな感じでお勧めできない。
出来ればその後のエピソードがお勧め。
パトリックジェーンの過去が明かされる10話、レッドジョンの仲間11話、大胆不敵な13話、暗示対決の18話、映画界の悩ましさを描く19話
う〜ん。やっぱり後半の方がお勧め話数が多いな。

是非ご覧頂きたい

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• 参考　伊集院光が「THE MENTALIST/メンタリストの捜査ファイル」をお気に召したらしい